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iOSアプリ開発研修導入事例 ヤフー株式会社 様

NECマネジメントパートナーの研修をご活用頂いているお客様の導入事例をご紹介します。

ヤフー株式会社様
スマートデバイスアプリケーション開発を加速するため、
半年間に700名を超えるiOSアプリ開発者を育成。

スマートデバイス(スマデバ)の時代のインターネット利用でもNo.1を目指すヤフー様は、「スマデバファースト」を掲げ、アプリケーションやサービス開発を加速しています。

その一環として、同社は一般社員の方々にもアプリ開発の技術スキルのベースを涵養するため、全社的に希望者を募り、NECマネジメントパートナーの「iOSアプリ開発」の研修を実施。約半年の短期間で700名を超える受講者が研修を受け、ますます「爆速」のアプリ開発を現実のものにしています。

iOSアプリ開発を加速するため、全体レベルの底上げを目指して教育を外部に委託

ポータルサイトでNo.1のヤフー様は、スマートフォンやタブレット端末の普及が進むなか、スマートデバイスの時代にあっても、インターネット利用に関してNo.1の地位確保を目指しています。

そのため、2012年4月にはCMO(Chief Mobile Officer)のポストを新設。「スマデバファースト」を掲げて、「爆速」で新たなアプリケーションやサービスの開発に取り組んでいます。

よく利用されるアプリ「Yahoo!ニュース」「Yahoo!知恵袋」をはじめ、例えば新たに提供された「Yahoo!スマホ最適化ツール」は、2013年11月以降、Google Playのビジネスカテゴリで1位を独占するなど、新旧合わせてヤフー様のアプリ累計ダウンロード数は2013年末にはすでに1億3千万ダウンロードに達しています。

さらにアプリ開発を加速するため、ヤフー様はNECマネジメントパートナーの「スマートデバイスアプリ開発技術者向け研修 iOS編」を選択し、半年という短期間に700名以上の受講者の研修を実施しました。その背景について、大森氏は次のように語ります。

ヤフー株式会社 メディアサービスカンパニー 事業推進本部 事業推進部 大森 良夫 氏

ヤフー株式会社
メディアサービスカンパニー
事業推進本部 事業推進部
大森 良夫 氏

大森氏:

これまでiOSのアプリ開発の教育は、メディアサービスカンパニーのエンジニアが業務の合間に担当してきました。経験豊富な彼らは、専門性が非常に高く一定レベル以上のエンジニア教育には適していますが、大勢の技術ベースを底上げするという意味ではボリューム、スピードの点で限界があり、外部の研修ベンダに任せることにしました。

講師の質やカリキュラムを比較し、講師の上手さが決め手に

外部の研修ベンダの選択に際し、ヤフー様は5社を候補に選定。NECマネジメントパートナーは、アプリ開発エンジニア、Webデザイナーなど職種に合わせた受講フローや、スキル診断の組み込みなどの研修方法を提案しました。

大森氏:
各社の提案内容を比較すると、講師の質やカリキュラムにかなりのばらつきがありました。最終的に決め手になったのは、やはり講師の質でした。NECマネジメントパートナーは上手さという点で頭一つ抜けていました。模擬講習をやってもらうと、ストンと納得して分かる上手さがあり、参加者が満場一致でNECマネジメントパートナーを推しました。
また、iOSアプリ開発研修を実施しているベンダが少ない中で、細かなカリキュラムが用意され、立ち上がりが早いことも評価しました。そして、新入社員研修で縁があったことも大きな安心材料でした。

ヤフー様は、まずトライアルでメディアサービスカンパニーのエンジニアやデザイナーを中心に、2013年6月より2日間のコースで研修を実施。2013年度上期末までに150名の方を育成できました。

カンパニーレベルから全社へとiOSアプリ開発の研修を展開

上期の研修には、大森氏の薦めによってピープル・デベロップメント本部の近藤、鈴木の両氏も参加。上期の研修が終盤を迎えた頃、これまでの研修の内容や、得られた成果を十分に吟味し、新たな体制で研修を行うことを決定しました。

大森氏:
ディアサービスカンパニーはスマデバアプリの半数くらいを開発していますが、全社的にみるとエンジニアは2,000人います。こうしたエンジニアに"アプリを作ろう"という気持ちを醸成するには、全社的な取り組みが必要です。そこで、ピープル・デベロップメント本部に研修の主管を移行しようと考えたのです。

これを受けた近藤氏は次のように語ります。

ヤフー株式会社 ピープル・デベロップメント統括本部 人財開発本部 組織・人財開発部 技術推進 近藤 嘉雪 氏

ヤフー株式会社
ピープル・デベロップメント統括本部
人財開発本部 組織・人財開発部 技術推進
近藤 嘉雪 氏

近藤氏:

スマデバファーストを現実のものにするには、メディアサービスカンパニー以外のカンパニーでもアプリを作れるようにする必要があります。エンジニアを増やすのは、全社的な方針であり、全社展開することを決めました。

鈴木氏:

スマデバにシフトするには、心のシフトも必要です。外部研修の受講は、このシフトを後押しするのにぴったりですし、ピープル・デベロップメント本部からのメッセージにもなります。

ヤフー様は、コース内容を2日から3日の集中コースへと変更し、さらにカリキュラムの内容の拡充を図りました。そして、下半期に全40回、500名を超える育成を目標として2013年度下期の研修を実施し、所期の目標を達成しました。

技術スキルのベース形成に加え、エンジニアの意識レベル向上にプラス

研修の受講者の意識の変化について、鈴木氏は次のように述べます。

ヤフー株式会社 ピープル・デベロップメント統括本部 人財開発本部 組織・人財開発部 技術推進 鈴木 達矢 氏

ヤフー株式会社
ピープル・デベロップメント統括本部
人財開発本部 組織・人財開発部 技術推進
鈴木 達矢 氏

鈴木氏:

例えば、プラットフォームを担当業務とするエンジニアは、システムを監視するアプリケーション開発をしたい。あるいは、機会があれば、ぜひアプリケーションを開発したいなど、明らかにエンジニアの意識レベルの向上が見られます。

実際に受講を終えた段階では、その後は自分一人でアプリ開発ができるレベルになっています。その点では、受講者のこれからに大きな期待をしています。

近藤氏:

自分のキャリア形成の上で、次のステップとして希望してアプリ開発の担当へと進んでいくことも可能です。その点、人材の流動化を図る意味でも大きなプラスになりました。

大森氏:
3日間の学習機会を与えることは、エンジニアにとって、とても良い刺激になったのではないかと思います。特にキャパシティのある教室、整った設備環境、きちんとベースの技術スキルを身に付けられるカリキュラム、そして上手な講師の下で学べたことは、大きな意味がありました。

爆速のアプリ開発、上質のアプリ開発でスマデバの勝者に

技術力と企画力で、スマデバアプリでNo.1を目指すことを重要な経営方針の1つとしているヤフー様。

大森氏:
メディアサービスカンパニーでは、アプリの数だけでなく、クオリティを上げたいと考えています。日常生活に必要な「Yahoo!ニュース」や「Yahoo!知恵袋」が"ごはん"ならば、スマデバに求められているのは楽しめる"おやつ"かもしれません。これからの闘う土俵はスマデバのアプリと定めています。この分野でも勝っていこうと考えています。
鈴木氏:
エンジニア以外のサービスを企画する人、制作をする人も、受講した社員の間には、その先の一歩を進んでいきたいという気持ちがあります。その気持ちを上手くリードできればと考えています。
研修用アプリ開発ツール画面例
近藤氏:

制作や企画の人にとって、これまではプログラムのハードルは高いものだったかもしれません。今回の研修は、そのハードルを低いものにしました。

大森氏:

技術と制作がXMLベースで会話できるようになると、勝利がいっそうはっきり見えてくるかもしれません。

NECマネジメントパートナー 研修実施部門より

スマートデバイスは今後の発展が見込まれる分野であり、そのアプリも、さまざまな情報サービスの提供ツールとして重要度を増していくはずです。

先を見据えてスマデバ技術者を育成する企業姿勢や意欲的に受講されているエンジニアの様子を通じて、ヤフー様は栄枯盛衰が激しいインターネット業界の中でも、常にトップ企業でいる力を持っていると感じました。

NECマネジメントパートナーでは、iOSアプリ開発研修をはじめとしたIT技術研修やマネジメント研修により、皆様の企業の人材開発を支援いたします。関心をお持ちの方はぜひお問い合わせください。

NECマネジメントパートナーのiOSアプリ開発関連研修

コース概要

  • iPhone/iPadアプリケーション開発1
  • iPhone/iPadアプリケーション開発2

研修コースマップ

  • 組込みシステム・組込みソフトウェア 研修コースマップ(1) iOS

特集/おすすめコースセレクション

  • スマートフォン&タブレット アプリ開発研修

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