ITIL(R)認定試験
資格概要
ITIL(R)(IT Infrastructure Library)は、ITサービスマネジメントのベストプラクティスを提供するフレームワークです。ITIL(R)認定資格は、ITIL(R)フレームワークを熟知し、実際に適用することができる人材を認定する国際資格です。
ITサービスマネジメントの世界標準"デファクトスタンダード"となっています。
認定機関であるPeoplaeCert社によって、認定試験、トレーニング、関連書籍の販売などを行っています。
ITIL(R)は、バージョンアップや拡張が継続的に行われており、現在最新のバージョンは『ITIL(R)4』です。
(前バージョンITIL(R)v3の認定(日本語)は2023年7月末で終了が決定されています。)
■ITILv3(ITIL2011edition)
試験科目名 | 概要 | クレジット(※) |
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ITILファンデーション資格 | ||
ITIL(R) Foundation Version 3 (Japanese) | ITサービスマネジメントのベストプラクティスであるITIL の基礎知識を認定します。 | 2 |
ITILインターミディエイト資格(ケイパビリティ・ストリーム) | ||
ITILインターミディエイト試験 プランニング、プロテクションおよび最適化(PPO) ITIL Intermediate: Planning,Protection and Optimization |
ITIL ファンデーション資格保有者が対象です。ITIL における「プランニング、プロテクション、最適化」の領域に関する実践知識を認定します。 | 4 |
ITILインターミディエイト試験 サービス提案と合意(SOA) ITIL Intermediate: Service Offerings and Agreements |
ITIL ファンデーション資格保有者が対象です。ITIL における「サービス提案と合意」の領域に関する実践知識を認定します。 | 4 |
ITILインターミディエイト試験 リリース、コントロールおよび妥当性確認(RCV) ITIL Intermediate: Release, Control and validation |
ITIL ファンデーション資格保有者が対象です。ITIL における「リリース、コントロールおよび妥当性確認」の領域に関する実践知識を認定します。 | 4 |
ITILインターミディエイト試験 運用サポートと分析(OSA) ITIL Intermediate: Operational Support & Analysis |
ITIL ファンデーション資格保有者が対象です。ITIL における「運用サポートと分析」の領域に関する実践知識を認定します。 | 4 |
ITIL エキスパート資格 | ||
ITILインターミディエイト試験 ライフサイクル全体の管理(MALC) ITIL Intermediate: Managing Across the Lifecycle |
ITIL資格を17クレジット以上取得済みの方が対象です。ITILの内容であるサービスライフサイクル上のプロセスの管理、目標、目的、機能、活動、およびプロセス間のインターフェースや相互関連について業務改善活動に活用できる知識を認定します。 | 5 |
- ※試験に合格するとクレジット(ポイント)を取得できます。
ITIL®は、AXELOS Limited の登録商標であり、AXELOS Limited の許可のもとに使用されています。すべての権利は留保されています。
■ITIL4
試験科目名 | 概要 | 対応コース (詳細・申込へ) |
---|---|---|
ITIL(R) 4ファンデーション | ||
ITIL(R) Foundation Version 4 (Japanese) (試験番号:PC0-003)(※1) |
従来のITサービスマネジメントの中核をもちつつ、組織が新しいデジタル・トランスフォーメーションを推進していくための基盤となる知識を認定します。ITIL(R)4モジュールのすべての上位資格の前提取得資格となります。 |
●ITIL(R)4 ファンデーション (Prometric試験バウチャチケットあり) ●ITIL(R)4 ファンデーション (オンラインプロクタリング試験バウチャチケットあり) ●ITIL(R)4ファンデーション(eラーニング+Prometric試験バウチャチケット) ●ITIL(R)4ファンデーション(eラーニング+オンラインプロクタリング試験バウチャチケット) |
ITIL(R) マネージングプロフェッショナル(MP) | ||
ITIL(R) スペシャリスト 作成・提供・サポート(CDS) Create,Delivery&Support |
ITIL(R)ファンデーション資格保有者が対象です。サービスバリュー・ストリームを計画・構築し、サービスを作成(Create)、提供(Deliver)およびサポート(Support)する方法と関連の深いプラクティスによる実践知識を認定します。 | ●ITIL(R) 4 スペシャリスト:作成、提供およびサポート(CDS)(試験あり) |
ITIL(R) スペシャリスト 利害関係者の価値を主導(DSV) Drive Stakeholder Value |
ITIL(R)ファンデーション資格保有者が対象です。サービスプロバイダ、顧客やユーザー、サプライヤなどのサービスの需要に関係するすべての関係者による相互連携による価値共創のための実践知識を認定します。 | ●ITIL(R) 4 スペシャリスト:利害関係者の価値を主導(DSV)(試験あり) |
ITIL(R) スペシャリスト ハイベロシティIT(HVIT) High Velocity IT |
ITIL(R)ファンデーション資格保有者が対象です。ハイベロシティ環境下での組織のデジタル・トランスフォーメーション(DX)を推進するための実践知識を認定します。 | ●ITIL(R) 4 スペシャリスト:ハイベロシティIT(HVIT)(試験あり) |
ITIL(R) ストラテジスト 指示・計画・改善(DPI) Direct, Plan & Improve |
ITIL(R)ファンデーション資格保有者が対象です。方向づけ、計画、および改善における組織変更管理とガバナンス・リスク・コンプライアンスに関する手法による実践知識を認定します。 | ●ITIL(R) 4 ストラテジスト:方向づけ、計画、改善(DPI)(試験あり) |
ITIL(R) Stratejic Leadership(SL) | ||
ITIL(R) ストラテジスト 指示・計画・改善(DPI) Direct, Plan & Improve |
MPモジュールにも含まれるものと同じ。 | ●ITIL(R) 4 ストラテジスト:方向づけ、計画、改善(DPI)(試験あり) |
ITIL(R) リーダー デジタル&IT戦略 Digital & IT Strategy |
ITIL(R)ファンデーション資格保有者が対象です。デジタル戦略とIT戦略の連携をとり、組織が継続的に改善し、変化に対応し続けられるための実践知識を認定します。 | ●ITIL(R) 4 ストラテジスト:デジタル&ITストラテジー(DITS)(試験あり) |
ITIL(R) マネージングプロフェッショナル移行(MPT) | ||
ITIL(R) 4 マネージングプロフェッショナル移行 (MPT) |
ITILエキスパートまたは17クレジット以上保有している方がITIL(R)4マネージングプロフェッショナル資格へ移行するための資格です。ITIL(R)4MP資格を取得するためのITIL(R)4ファンデーションと4つの上位モジュールCDS/DSV/HVIT/DPIの総合的な実践知識を認定します。 | ●ITIL(R)4 マネージングプロフェッショナル移行(試験あり) |
- ※1 Prometric試験センターでの試験名称と試験番号です。
ITIL4ファンデーション試験は、Prometric試験センターまたは、オンラインプロクタリング試験を利用して受験できます。(ピアソンVUEテストセンターでは受験できません)
資格詳細情報の入手先
ホームページURL
https://peoplecert.jp/ITIL4_main.html