概況報告
セミナーレポート「DX時代の提案力強化トレーニング(人材育成担当者向け体験版)」
2020年1月24日(金)、当社芝浦研修センターにて、「DX時代の提案力強化トレーニング(人材育成担当者向け体験版)」を開催しました。当日は、営業、SEの提案力強化にご関心をお持ちのお客さまにご参加いただき、盛会にて終了することができました。首都圏だけでなく、名古屋や九州から足を運んでくださった方もいらっしゃいました。ご多忙の中、ご参加いただいた皆さま、誠に有難うございました。
セミナー冒頭、当社人材開発サービス統括部シニアエキスパートの山崎明子より、DX時代に求められる提案力強化の重要性から本研修の企画に至った経緯をお伝えし、提案力はビジネスだけでなく、日常のコミュニケーションでも活用できる、個人にとっても企業にとっても必要なスキルであることをご説明しました。
その後、講師による講義がスタート。講師の野崎は、プリント基板のエッチングを自動作成するソフトウェアの開発者でした。エンジニア時代にお客様のニーズをじかに聞き、目的を理解したうえで効果の高い提案を行うことでWin-Winになることを体感。研修では、そのポイントをお伝えします。
体験版の参加者は、男女はほぼ同数。文系、理系、年齢を問わず多様なメンバーで、人事系やSE系の方もお見えになりました。まずは、複数グループ分かれて自己紹介タイム。人材育成担当者同士で和やかにお話しされ、「他の業種の人材育成担当者の話を聞く場ってあまりないよね」というお声もあったり、業界用語が飛び出すと、「〇〇とはなんですか?」と質問しあったりしていました。会社も業種も異なる人材育成担当者同士で横のつながりを作るきっかけにもしていただきました。
次に、弊社のeラーニング「AI入門」から数か所を取り上げて動画を見ながら学習します。AIとは?知能とは?に始まり、AIの国内外の活用事例なども講師から紹介がありました。
続いて、デザイン思考についての講義とアイデア出しのワークです。講師から出されたお題に挑む皆さん、ポストイットに書いたアイデアを共有して、笑顔でワークを進めていきます。短時間でも意外なアイデアが出てきて、各グループが発表したアイデアを融合して、さらに新たなサービスの話が出るなど午後のプログラムに向けて心の準備ができました。
午後からはインタビューワークに入ります。昼前にワークで使用するケースを渡され、昼休みを使って読み込む方、作戦会議をするチームもあり、皆さんの集中力がアップしていくのを感じました。
午後のプログラム開始と同時にインタビューの順番を決め、さっそくインタビューを実施することになったグループ。緊張しながらも、一つ一つお客様役の講師にヒアリングを進めていきます。インタビューで得られた情報をもとに、グループごとに提案内容を検討していきます。体験版の短時間の演習とはいえ、最後の発表では、各グループともハッとするような新たな視点でのサービスを提案されていました。
インタビューワークの様子
ご参加いただいた皆さまからいただいたコメントを紹介させていただきます。
- デザイン思考の発散の部分で、皆さんの自由な発想から気づきを得た。
- アイデア創出のワークも刺激になった。
- 自分の人生において、「最初から自分で生まれてくるものより、他者とのかかわりでいいものが生まれてくる」ということを感じていた。それが、デザイン思考として、実際に体験できた。
- 提案していく視点というか、デザイン思考や情報収集の仕方が今までと違うと思った。
- インタビューの内容が、だんだん深まっていくのがよかった。
- コーチングとはちがうが、お客様から引き出すスキルは営業として、IT企業に会社全体でもつべき技術だと思った。
- DX時代に、エンジニアが必要なスキルとのことだが、それ以外に必要なベースとなる必要な要素があると分かった。知識だけでは難しい。
- 場慣れも必要だと思った。
野崎講師から
これは正解がない研修です。正解を作る研修です。思考力を鍛えて提案力を強化して、お客様が見えていない問題の答えを作っていくものです。内向きの営業、外向きの営業があると思いますが、考え方は同じでどこでも活用できます。ぜひご参加ください。
NECビジネスインテリジェンスの提案力強化関連情報
コース
- DX時代の提案力強化トレーニング
2020年3月16日(月)~17日(火)開催※2020年4月以降のスケジュールも、確定次第、コース概要ページに掲載いたします。