次世代標準ITプラットフォームを支える重要な技術として近年注目を集めているSDN(Software-DefinedNetworking)は、ソフトウェアの操作で構成を動的に設定、変更できるネットワーク、あるいはそのためのアーキテクチャを指す概念です。そして、そのアーキテクチャを実現するプロトコルがOpenFlowです。
NECは、企業・官公庁やデータセンター市場といったエンタープライズ市場向けのSDN事業を強化することを2014年8月27日に発表しました。これを受けて、NECマネジメントパートナーはNECの協力支援の下、SDNトレーニングのコースラインアップを拡充いたしました。
そこで、NECグループとしてのSDNの取り組みと強み、そしてトレーニングの有効性について、NEC SDN戦略本部 シニアエキスパート 宮永直樹(以下、宮永)と当社 人材開発サービス事業部 トレーナー 秋山光祐(以下、秋山)にインタビューしました。
2014年11月
NEC SDN戦略本部
シニアエキスパート
宮永直樹
SDNとは、ネットワークをソフトウェアで動的に制御すること、およびそのアーキテクチャ、という新しい概念です。
現在のネットワークの仕組みでは、目的地にデータを届ける際に、複雑に張り巡らされたネットワークの中をどういう経路やルールで送るのか、それぞれのネットワーク機器が個別に判断してバケツリレー式にデータの受け渡しを行っています。そのため、データの混雑状況や、一部ネットワークの増強・メンテナンス状況に応じて最適なルートに変更することが困難でした。また、ネットワークの構築や変更では、大量の機器の設定が必要となり、大変な手間がかかります。
そこで、従来、個々のネットワーク機器が1台ずつで行ってきたネットワーク制御とデータ転送処理を分離し、汎用サーバー側のソフトウェアでデータ転送処理のみを行う機器を動的に制御することで、通信を柔軟に効率よく、安全に行えるようにすることを目指して考えられたのがSDNです。
これらが実現できるのは複雑に配置されたネットワークも全てソフトウェア上で一元的に管理ができるからなのです。
NECマネジメントパートナー
人材開発サービス事業部
主任 秋山光祐
今まで蓄積してきた技術を活かして、新しい感覚の技術を得られるところでしょうか。今までネットワークインフラの構築については物理的な部分が多かったと思うのですが、仮想化の世界で大半を設計し、構築・運営していきますので、今まではできなかったダイナミックな設計や対応ができるのです。それにより今まで以上にお客様のご要望に応えることができるようになるのです。これは口で説明するよりも、実際に触れていただいた方が、わかりやすいと思います。受講いただけるときっと感動できる局面に出会えるはずです。
NECマネジメントパートナー
人材開発サービス事業部
シニアマネージャー
山崎 明子
7年間蓄積してきた技術力とノウハウ、リファレンスが売りということですね。
SDNを活用して自社ビジネスを拡大させたいと考えている企業や、SDNに興味がある技術者の方には、ぜひ受講いただきたいですね。どうもありがとうございました。
コース名をクリックして、詳細をご確認ください。
NEC SDN Solutions http://jpn.nec.com/sdn/
SDN活用研究所(SDNを漫画で理解する) http://jpn.nec.com/ad/sdn_laboratory/
NEC SDN Solutions -NECの強み- http://jpn.nec.com/sdn/advantage.html