3年間で約2,000名が受講。VMware研修の今後の展開について、ヴイエムウェアの徳重氏とNECラーニング講師の大瀧にインタビューしました
3年間で約2,000名の受講者を得るまでになったVMware研修。今後の展開をヴイエムウェアの徳重氏とNECラーニングの大瀧講師にインタビューしました。
※本記事は、2012年8月時点の情報をもとに構成しています。
VMware研修の今後の展開について
2012年8月
仮想化ソリューションの代名詞的な存在となったVMware。世界は、もちろんのこと国内の仮想化市場においてもVMware製品は常にトップシェアを維持しています。NECラーニングはここ3年間で約2,000名の受講者と600名の認定コース修了者を輩出しており、研修事業としても次のステージを模索するまでになりました。そこで、ヴイエムウェア株式会社教育部シニアテクニカルトレーナーである徳重華奈子氏をお招きし、弊社大瀧講師、堀マネージャーを囲んでインタビューをいたしました。
- 山崎:
- 徳重さん、本日はご多用中、ご足労賜りまして、誠にありがとうございました。

ヴイエムウェア株式会社
教育部
シニアテクニカルトレーナー
徳重 華奈子 氏
徳重氏:
こちらこそ、お招きいただきまして、ありがとうございます。NECラーニングさんは弊社にとって重要なパートナーですので、ご要望とあれば、馳せ参じますよ(笑)。
- 山崎:
- 今以上に尽力しますので、引き続きよろしくお願いいたします。
- さて、大瀧さん、VMware研修コースの変遷などを簡単にご説明していただけますでしょうか?

NECラーニング
テクノロジー研修事業部
主任
大瀧 隆太
大瀧:
はい。弊社がVMware関連コースを扱い始めたのは約3年前です。最初は月一回の開催から始めましたので、当初は講師一人でも十分対応できる状況でした。それが2年前から急増し、弊社研修コースもフル稼働状態が続いています。
仮想化技術者の育成が市場全体で急務になってきているのが、教育の現場からもわかります。
お陰様で開講から3年間で約2,000名の受講と約600名の認定コース修了者を輩出するに至りました。

NECラーニング
テクノロジー研修事業部
マネージャー
堀 邦彰
堀:
そうですね。既に講師4名体制ですが、さらに講師の新規育成を考えなければいけない状況です。ただ、仮想化関係の講師は、講師として求められるスキルが幅広く、一朝一夕に育成できるわけではありません。上位アプリケーションのみならず、ネットワークやOS、ストレージなどの技術の取得が必須となるのです。
- 徳重氏:
- そうですね。常に進化し続けている技術分野ですので、VMware vSphereの最新バージョンや最新技術にも常に触れていないと、講師として活動を継続していくことは難しくなると考えています。と同時にVMwareの製品が、企業やクラウドのインフラとして採用されている技術ですので、しっかりとした研修が必要であると考えています。
- 実際、最近ではVMware製品が企業内で活用される範囲も年々拡大していることもあり、エンジニアの求められるスキルも高まっていることから、VCPのみならず、VCAPを取得しようという動きがあります。
※VCP:VMware Certified Professional VMware 認定プロフェッショナル
※VCAP:VMware Certified Advanced Professional VMware 認定上級プロフェッショナル
大瀧:
あっ、これのことですね(笑)。 VCAPに合格すると記念品がいただけると噂で聞いていましたが、まさかVMware社からVCAPの帽子が届くとは思いませんでした。
- 徳重氏:
- そう、それです!(笑)
- 認定パートナーが増加し、それに伴いVCP認定者も増えてきました。特に最近では、VCAPは官公庁の入札条件に記載されるほど、仮想化ビジネスを行ううえでの前提的な資格として位置づけられています。そのため、認定パートナー各社はさらなる差別化を図るためにVCAP認定者の育成を強化し始めています。
- 山崎:
- そういえばVCAPが官公庁の入札要件に記載されたため、あわてて育成したという案件が実際にありました。
徳重氏:
そうなんです。冷静に考えると、ミッションクリティカルな仮想環境システムを構築することを考えた場合、VCAPレベルの技術力はほしいところです。
官公庁の入札案件といえば、NECが強い領域ですよね。そろそろNECラーニングでもVCAPの量産体制ができるのでは?と期待しています。
- 堀:
- はい。VCAP推奨トレーニングコースの提供も始めました。VCAP-DCD対応の「VMware vSphere:設計ワークショップ」とVCAP-DCA対応の「VMware vSphere:トラブルシューティング」です。
- 他にもVMware ViewやVMware vCloud Directorのコースなども展開していきたいですね。ただ、仮想化といっても幅が広いため、今後は講師ごとに専門性を高めて取り組んでいくことも考えています。
-
※VCAP-DCD:VCAP Datacenter Design
※VCAP-DCA:VCAP Datacenter Administration
- 徳重氏:
- すばらしい!(笑)
- 弊社のトレーニングコースは当然ながらvSphereがベースになっています。仮想化市場において主流となっている製品で仮想化技術を学べることはビジネス上でも技術上でも、さらには技術者個人の経歴としても、とっても重要です。
- 山崎:
- その通りですね。やはりメインストリームは外してはいけません。大瀧さん、最後にVMware認定コースについて一言いただけますでしょうか?
- 大瀧:
- 実際にVMware認定コースで行っていることをコース日程と同じ期間で独学で構築検証を行うことは不可能に近いです。学ぶ環境を作るだけで数日かかることもあります。
- また、VMware製品でのビジネスを展開されている企業の技術者の方には、どのような案件でも対応できるように基本から応用まで全方位的に技術を習得するべきと考えます。その全方位的な習得については、研修コースの受講が一番効率的だと思います。
- 弊社のVMwareコースはNECグループの研修ベンダーとし、NEC Express5800を活用した実践的な+αの教育をご提供し、日本語環境で受けることができ、例えば、NEC Express5800の場合の設定方法などの解説を行っています。NEC Express5800に触れる機会が多いお客様であれば弊社のVMwareコースの受講をお勧めします。
- 堀:
- NEC Express5800は国内のサーバシェアのトップを堅持している日本市場の代表格的なサーバ製品です。VMware製品とNEC Express5800の組み合わせは、まさにメインストリームの商材の組み合わせですよね。ぜひ、業界主流の技術をNECラーニングで習得していただきたいです。
![NECラーニング
テクノロジー研修事業部 グループマネージャー 山崎 明子 [インタビュアー]](images/20120814_1_interview_img_06.jpg)
NECラーニング
テクノロジー研修事業部
グループマネージャー
山崎 明子
[インタビュアー]
山崎:
VMwareの関連コースは以下のコースラインアップをご覧ください。徳重さん、大瀧さん、堀さん、ありがとうございました!
■VMwareコースラインアップ
VMware認定コース
- VMware vSphere 5.0: インストール、構成、管理(チケットあり)
- VMware vSphere 5.0: インストール、構成、管理(チケットなし)
- VMware vSphere 5.0: What's New
- VMware vSphere: 設計ワークショップ [V4x]
試験対策コース
- VCP試験対策[VCP510対応](チケットあり)
- VCP試験対策[VCP510対応](チケットなし)
NECラーニングオリジナルコース
- サーバー仮想化基礎
- VMware vSphereシステム管理1
- VMware vSphere システム管理2
- サーバ仮想化実践トレーニング~構築・移行編~
- サーバ仮想化実践トレーニング~運用管理編~
NECラーニングのVMware関連情報
弊社では、VMware研修(VMware認定コース、VCP試験対策、オリジナルコース)を数多く開催しています。ぜひ、以下のVMware関連情報ページをご覧ください。
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