新人くんが行く

新人くん、自分は一人じゃないことを実感する

本コラムでは、あるIT企業に就職した新入社員とその指導役である先輩社員のやり取りを通して、スキル修得に向けたアドバイスや研修受講にのぞむ姿勢を紹介します。ここでは架空の会社ならびに人物をモデルとしています。

2018年8月

来月から、田所さんが参加しているプロジェクトに加わることになった。
そこで、先だって、田所さんからシステム構成の説明を受けた。ざっくり言うと、Webを利用した図書管理システムだ。データベースで書籍を管理し、貸出・返却のチェックをJavaプログラムで行う仕組みだそうだ。

「新人くん、システム構成の中核はデータベースなんだよね。
良い機会だから、データベースの知識を修得しようか。まずは、基本機能をしっかり押さえること。特に、データベースには3つ重要事項があるんだけど、その3つについて、受講後質問するので、きちんと理解してきてください。」
いつもながら、田所さんは、プレッシャーのかけ方が半端ないなぁ。

そして、「データベース入門」コースの受講日を迎えた。
データベースは新入社員研修で学んだけれど、やっぱり深さが違う。初めてそれを感じたのはロックの話だ。新入社員研修のときと違って応用の範囲が多く、頭がパンクしそうだ。
(行レベル、ブロックレベル? ロックの粒度ってなんだ? はじめて聞く用語が多くて、ついていけない。)

夕方、先生に質問しにいくと、ロックのところを質問している女の人がいた。
(たぶん、同じ新入社員だな。つまずくところは同じだったか。)
先生に、同じところがわからないと伝えると、一緒に説明を聞くことになった。二人からわからないポイントを聞くと、先生はすぐにマシンを使用してデモをしてくれた。
(実機で試す。これに尽きるということかな?)
それを見ながら質問すると、少しずつだが理解できてきた。

デモが終わると、先生は話をまとめてくれた。
「ロックはデータベースを学ぶ上で重要な事項です。重要事項には、このロックに加えて、「正規化」と「障害回復」があります。これらを正しく理解することが、データベース修得の第一歩です。」
ラッキー。思わぬところで、田所さんの質問の解答ゲット。
ただ、ロックは何とかなるとして、残りの「正規化」と「障害回復」もしっかり理解していないと、確実にダメ出しされるなぁ。

先生のところを去るときに一緒に説明を聞いた人と話したら、やっぱり新入社員だった。
先輩から、データベースには3つの重要事項がある、それをきちんと確認するように、と言われてきたらしい。
「僕も同じことを言われたんだよね。先生に答えを教えてもらってラッキーだったけど、内容を説明できないと怒られるんだよね。。。」
「私と同じ。どこの職場の先輩も厳しいようね。
この後のSQLも受講するの? データベースは、その仕組みを理解した上で、SQLを使いこなせないと開発者としては一人前じゃないって言ってた。
プレッシャーのかけ方、半端ないよね。」
「僕も同じだよ」
お互い名刺交換をして解散したけど、ちょっぴり縁を感じたなぁ。(笑)

そして、帰路の電車の中で、ぼんやり考えた。
「他の新入社員もみんな同じように頑張っているんだな。一人じゃないんだ。
しかし、先輩みたいになるためには、もっと頑張らないと。自分は来年再来年、今の田所さんみたいになれるだろうか?そして、今の僕みたいな新入社員を指導できるのだろうか?」
取り留めなく、そんなことが頭に浮かんだ。

今は、知識を蓄えて前進あるのみ。よし、がんばるぞ。

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最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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