新人くんが行く

新人くん、研修を受講して、自分の理解不足を知る

本コラムでは、あるIT企業に就職した新入社員とその指導役である先輩社員のやり取りを通して、スキル修得に向けたアドバイスや研修受講にのぞむ姿勢を紹介します。ここでは架空の会社ならびに人物をモデルとしています。

2018年6月

配属されてからのひと月はあっという間だった。
その間、JavaとLinuxの研修を受けてきたが、配属前と後では同じ受講でも重みがちがうと感じた。

Linuxの受講を終了した後、OJDトレーナーの田所さんに報告をした。
一通り説明した後に、一言。

「結局、自分で、どこが理解できて、どこが理解できないかわかっているのかな?」
「それと、報告の仕方は、新人研修で学んだよね?言葉を並べればいいというものではなく、きちんと筋道を立てて説明しないと何も伝わってこないよ。」
「論理的思考も身につけないとね。」

「ぜひ、次回は工夫してみて。それじゃあ、ちょっとテキストを見せて。」

そのテキスト見るなり、次は怒涛の質問攻めだ。
しどろもどろになってしまった。確かに研修中に講師の方も説明していたが、もう一歩踏み込んだところの質問をされると答えられず、自分の知識が浅いことに気付かされた。

田所さんから、講義や演習問題の範囲内でしか知識を修得できていないと指摘された。要素技術を整理し、システムの動作を正しく理解できていないと、いざという時の対応が遅くなり、ユーザに迷惑をかけることになる。もっとマシンを使って実験と失敗を繰り返し、生きたスキルを身につけることこそが、システム開発に従事する私たちの価値を高めることであると、教えてくれた。

それまでの僕は、与えられた問題に解答できれば合格と考えていた。

しかし、田所さんと話して、解答できることは、あくまでもスタートであり、その後、いかに疑問を持ち、その疑問を自分で解決することこそが重要だと気付いた。

確かに、研修は短時間で一連の知識を修得することができるが、受講することで満足せず、その後の自己研磨が必要であると痛感した。

次の講習会受講からは、与えられた課題以外にも疑問点を実験して、その結果を確かめた。そして、自分だけでは解決できそうもない部分を講師の方に質問した時、その解答が明確で理解がはかどった。

研修の終わりに、講師の方に学習のコツがあるかと尋ねたところ、もっとマシンを使って実験と失敗を繰り返すことが一番の近道だと言っていた。それと、自分が理解できてるところ、そうでないところを明確にして、わかっていないところを残さないことだと言ってくれた。

田所さんからも、講師の方からも、同じことを言われた。なるほど、みんなそうやって自分のスキルを磨いているんだなあ。すごい人が多い世界だな。

よーし、なんだかますますやる気がわいてきた。

まずは、今回学んだLinuxの基礎知識を復習して理解を深めよう。
そして、自分の理解度を確認するためにも、資格試験にチャレンジしてみようと思う。

■NECマネジメントパートナー推奨研修

  • 論理思考  2日間
  • Linuxシステム管理  3日間
  • LinuC101試験対策(チケットあり)  3日間

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最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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