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ビッグデータ教育の先進校である会津大学において4年連続で講義を実施
~担当講師に講義の概要をインタビューしました~

ビッグデータに市場の注目が集まる中、次の時代を担う人材を育成するべく、NECビジネスインテリジェンスはビッグデータ関連の研修を早くから実施しています。その一環として、ビッグデータ教育の先駆的な教育機関の一つである会津大学においても、今年で4年連続で講義を担当しています。

今回はその講義の様子について、実際に講義を担当した人材開発サービス統括部 主任 室橋 弘和(以下、室橋)に、シニアエキスパート 山崎 明子(以下、山崎)がインタビューしました。

2016年4月

会津大学でのビッグデータ講義の概要

人材開発サービス統括部 室橋 弘和

人材開発サービス統括部
室橋 弘和

山崎:
室橋さん、会津大学でのビッグデータの講義、今回で4年連続ですね。
室橋:
そうですね。1年目、2年目は同じNECビジネスインテリジェンスの横垣が担当、3年目と4年目(今回)は室橋が担当させていただきました。

毎回、学生を中心に、100名以上の方に受講していただき、人気の講義...と言ってもいいのかな?(笑)と思います。過去3回を通して好評だったので、4回目が実現しました。

ビッグデータ教育に力を入れている会津大学様からのお声がけでもあり、身のしまる思いで講義をいたしました。
室橋:
今回はNECビジネスインテリジェンスで一般の企業様向けに実施している以下のビッグデータ3コース分を7回に分けて講義しました。

会津大学でのビッグデータ講義
受講者の大半が学生ということもあり、業務経験がない方でもわかりやすいように、たとえ話や身近な事例を多く使って解説しました。

たとえば、ビッグデータ分析によって「AKBの総選挙」の選抜メンバーをほぼ的中させたエピソード、ビッグデータを活用して強豪のメジャーリーグチームを作り上げた実話の映画「マネーボール」の話、POSやポイントカード利用などで収集したデータを分析しマーケティングに活かしているコンビニエンスストアの話などをとりあげました。

「親しみやすくて」「理解しやすい」よう講義を工夫していますので、実務経験がなくても、「今まで勉強してきたこと」と「実際のビジネスや生活」が紐づいて理解できるようになり、モチベーションアップにもつながっているのではないでしょうか?
山崎:
確かに!私が学生だったら室橋先生の講義を聞きたくなるかも!実際に受講された方々のアンケートを見ると、良いお言葉をたくさんいただいていますよね。ここでいくつか抜粋してご紹介いたします。
◆受講者の声

  • データ分析はこれまでにも自分で勉強してきたが、ほとんどがデータの見える化のみだった。その他の使い方についても知識を深めていきたいと思うようになりました。受講してよかったです。

  • ビッグデータという言葉は聞いたことがあったが、具体的にはどういうものかわからなかったので、この授業を通して知ることができてよかったです。具体例が身近にあるものだったのでわかりやすかったです。

  • ビッグデータの大切さを知ることができた。また、将来ビッグデータの仕事に携わりたいと思った。

  • 学生の目線に合わせたような説明の仕方をされていて、すんなり伝わってきました。日常生活やなじみの深い例を多くあげての説明はわかりやすかった。

  • ビッグデータを使い、目的を考え、システム構成を考えてみるのは面白かったです。また、メリットや課題点などを見直せて、ビッグデータに関して理解を深められました。

  • ビッグデータの解析に確率統計論などを使うことができるということで、大学在学中に数学の講義をとる意味を見出せた。

  • 学部4年の研究生としては、データの統計の取り方を丁寧に教えていただいてとても助かりました。社会に出ていくということを考えても役立つこと間違いなしで、もっと早く、せめて学部1年か2年の時に受けておけばよかったと思いました。どの学年にもおすすめできる素晴らしい講義でしたが、特に学部1年&2年におすすめしたいです(1年や2年は勉強する時間もたくさんあるので)。

  • ビッグデータについて詳しく知ることができた。具体的な利用例やどのように役に立っているのか、さらに実際に分析手法について学習をすることができた。ビッグデータや統計に興味があるならぜひ受講してほしい。
山崎:
他にもご紹介しきれないくらいのコメントを頂いています。今回は抜粋してご紹介しました。実際にコメントを読むと講義の特長や受講メリットがよくわかりますね。
室橋:
ありがとうございます。

講義の最後に、出席確認を兼ねて「質問やコメントがあったら用紙に記入して提出してね」という形で意見をいただいて、次の講義の冒頭の時間を使って回答やコメントをしました。会津大学の受講者はとても熱心な方が多く、毎回たくさんの意見や質問をいただきました。自分の質問に回答がもらえる、というところも学生の方にとってはうれしいことだったようです。ありがたいことに「プレゼンがとても上手かったのでコツを教えてほしい」などのコメントも多数いただけました(笑)。

2016年の10月からも、会津大学で同講義を担当させていただく予定です。さらに内容強化しつつ、次回に臨みたいと考えています!

データ分析が何に役立つのか?

山崎:
最後に、これからデータ分析を学ぼうと考えている学生や一般企業の皆さんにメッセージをいただけますか。
室橋:
データ分析をしたことがない方にとっては、それが何にどれぐらい役に立つのか、ピンと来ないかもしれません。これに関しては...

業務の観点からは、
「データを解析することでわかる隠れた真実や正しい分析結果をもとに判断基準を作成することで、企業の投資対効果が向上し、経済を発展させる原動力を作る」ことができる、

普段の生活観点からは、
「自分にとってデータをわかりやすく見やすく加工することで、データを味方につけ、自分の意見や企画を通しやすくする」ことができる、

と言えます。

これは、データ分析が、「自分がやりたいことを実現する武器」になることを意味しています。今後必ず役に立つスキルです。早くから勉強すれば、その分、活用するチャンスが増えますし、勉強の時間もたくさん取れると思いますよ。
NECビジネスインテリジェンスの研修が、そのきっかけづくりになればとても嬉しいです。

あ、追加でもう一つ!

今、何かと話題の"機械学習"についても、NECビジネスインテリジェンスでは「機械学習 概要~R言語で始める機械学習~」コースをご用意しています。基礎的な機械学習手法の「教師なし学習」「教師あり学習」を、難しい数学式の説明を省いて紹介し、R言語でそれらの分析を実施してみよう、という内容なので、数式は嫌いだし機械学習の勉強はちょっと...、という方でも、この辺りからなら少しは気楽にスタートできるのではないでしょうか?

ビッグデータの学習をさらに一歩進めてみたい、という方はぜひこちらもチェックしてください。
山崎:
室橋さん、ありがとうございました。

NECビジネスインテリジェンスは、都内、地方を問わず、講師派遣、研修開催をお受けしています。また、定期開催コースもありますので、興味がある方は、まずは以下のコースラインアップからご受講ください。

■コースラインアップ
インタビューに登場したビッグデータ関連コースは下記4コースです。

  • ビッグデータ概説
    最近注目されているビッグデータについて、概要、活用方法、関連技術などを1日間で分かりやすく紹介します。

  • ビッグデータの分析と活用~統計解析手法によるデータ分析入門~
    多次元分析、相関分析、回帰分析などの統計解析手法を用いて、データから新しい知見を導き出す方法を紹介します。データ分析は初めてだけど...と言われる方におすすめです。

  • ビッグデータの分析と活用~データマイニング基礎編~
    データマイニングを用いたデータ分析の概要を1日間で学習します。基礎的なデータマイニングの手法である「アソシエーション分析」「クラスター分析」「クラス分類」「回帰分析」「テキストマイニング」を紹介し、R言語でそれらの分析を実施します。

  • 機械学習 概要 ~R言語で始める機械学習~
    機械学習の概要を学習します。基礎的な機械学習の手法である「教師なし学習」「教師あり学習」を、難しい数学式の説明を省いて紹介し、R言語でそれらの分析を実施します。機械学習とはどのようなものか?というエントリーポイントとしてご検討ください。

■コースマップ
上記以外のビッグデータ関連コースと受講順は、コースマップをご参照ください。

  • ビッグデータ(1) -概要
  • ビッグデータ(2) -データ分析技術、分析基盤技術

お問い合わせ

NECビジネスインテリジェンス 人材開発サービス統括部
ビッグデータ研修担当
e-mail: dbg@educ.jp.nec.com

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